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今が肝心‼ 紫外線対策
皆さん、こんにちは。 
 皮膚科医の加藤優子です。 

札幌こころの森クリニック皮膚科は、昨日5/28で丸1年を迎えることが出来ました☆ 
これもひとえに、通ってくださる患者さま、院長・スタッフの皆さんはじめ、沢山の応援してくれる方々のお陰です。 
 本当にありがとうございます♪ 
 2年目も張り切って参りたいと思いますニコッ 

さて、記念すべき皮膚科としての初投稿は、今が大切な紫外線対策についてです。 
まだそんなに陽射しは強くないから…という油断は禁物!! 
季節の変わり目の敏感なお肌に、直撃なのです。 

紫外線は、1年中降り注いでいますので、通年のケア必要ですが、特にこの5月から6月がピークとされています。 
曇りの日や雨の日でも少ないながら降り注いでいますし、直射日光だけでなく、地面や水面、冬場では雪による反射にも注意が必要です。


 ① 紫外線とは 紫外線(Ultra Violet ; UV)は、太陽光の中のひとつで、目には見えませんが約6%を占めています。 
更に波長の長さによって、A波(UV-A)、B波(UV-B)、C波(UV-C)に分けられますが、オゾン層を通過し地表に届くのは、UV-AとUV-Bの一部です。

                  

 
② 紫外線がお肌に及ぼすダメージとは
 ⑴ UV-A UV-Aは波長が長く、その半分近くは真皮層にまで届き、お肌を黒くさせる色素沈着(サンタン)を起こします。 また、長期的な影響としては、お肌の弾力に関わる弾性線維や、膠原線維にダメージを与え、シワやたるみなどの肌老化を引き起こします。
⑵ UV-B 波長が短いUV-Bは真皮までは到達せず、浴びた直後から表皮に作用して、お肌が赤くなる炎症(サンバーン)を起こし、しみ、ソバカス、またはお肌の乾燥の原因となります。
     
                     

③ 紫外線対策グッズ
 ⑴ 日焼け止め 
SPF(Sun Protection Factor)とは、 主にUV-Bを何倍防ぐことが出来るかを表します。 
何も塗らない時に20分で皮膚が赤くなり始める場合、SPF25の日焼け止めは20分×25=500分(約8時間)まで、皮膚が赤くなるのを防ぐことが出来ます。 

PA (Protection grade of UV-A)とは、UV-Aをどれくらい防止出来るかの指標です。 
PA+ 効果あり (UV-Aカット値; 2以上4未満) 
PA++ かなり効果あり (UV-Aカット値; 4以上8未満) 
PA+++ 非常に効果あり (UV-Aカット値; 8以上16未満)
今年になって基準が改正され 
PA++++ 非常に効果あり (UV-Aカット値; 16以上)というものも出てきました。 

日焼け止めは、ムラなく、そしてこまめに塗り直すことが大切です。 
顔の場合、パール大1個分を手に取り、数カ所 ( 額、両頬、鼻、顎など )に置き、指の腹を使って優しく伸ばします。 これをもう一度繰り返します。 
また、数値が大きければ安心というものではありません。お肌への負担もありますし、また塗りムラや擦れ、汗によって落ちてしまうことも。 過信し過ぎず、他のグッズによる対策併用しましょう。 
特に敏感肌の方は、皮膚科専門医に相談の上、選ぶことをお勧めします。 

⑵ 日傘、長袖、手袋 
なるべく黒っぽいものを選ぶと、更に紫外線を通しにくくなります。 

⑶ 帽子、サングラス 帽子で約20%、UVカット機能付きサングラスでは、約90%の紫外線を防ぎ、目を守ることが出来ると言われています。


   


 普段、十分な紫外線対策をしている方でも、初夏前のこの季節は特に、ついうっかり…ということがあります。 お困りのことがありましたら、皮膚科にご相談くださいね。 


 <参考文献> マルホ株式会社  紫外線対策ハンドブック メディカル レビュー社 皮膚科診療最前線シリーズ スキンケア最前線 宮地良樹 編集